玄玄碁経の問題と解説
『玄玄碁経』(Gengen Gokyo)の碁の問題。1347年の古典的な死活問題集から、図とともに手順を一手ずつ解説しています。
- 問題 1:白先脱出緩い黒五子のゲタの中に、白の一子があります。K10への静かな延びは、黒がどちらを守っても網を破ります。
- 問題 2:白先生き二路にある白の三子には、眼を作る余地がありません。黒の止め石の反対側、F18への挟みで助かります。
- 問題 4:黒先殺白の隅は、上辺に沿って二眼の余地があるように見えます。A18への置きと、B18への突きで、白は気が詰まります。
- 問題 5:白先活白の隅の石にはまだ眼がありませんが、黒の隅の石は薄いです。C16で切れば、コウなしに生きられます。
- 問題 6:黒先殺黒の隅の二子は逃げられませんが、正しい形で捨てることができます。B19が急所です。白は刀五を取って死にます。
- 問題 7:黒先殺白は隅に一眼を持ち、中央にもう一眼を作ろうとしています。黒のE16への置きが、白に作らせる前にそれを奪います。
- 問題 8:白先、セキで生きる白の石は二路に封じられ、内側にはすでに黒石があります。二眼は望めませんが、A18でセキに持ち込めます。
- 問題 9:白先殺白の内側の一団と、黒の包囲壁は、どちらも眼が足りません。双方が一度ずつ石の下を使い、最後は白の番です。
- 問題 10:黒先:コウか殺し黒はD18でアタリにし、C19に下がり、F15を打ちます。白の最善の防御はコウです。もう一方の防御は、石の下の捨て石に負けます。
- 問題 11:黒先殺「妙持」と呼ばれる問題です(「見事なさばき」の意)。白は隅に一眼を持ち、上辺にもう一眼を作りたいところです。黒はD19のハネとC18の切りで、その空間を奪います。
- 問題 12:黒先 攻め合い勝ち辺の黒三子と白の隅の石は、互いに取り合う攻め合いです。G18の切りで白は一手損をし、黒が一手差で勝ちます。
- 問題 13:白先コウ「仙老煉丹」として知られる形です。白は直接には生きられませんが、B17と、A18へのホウリコミで二段コウに持ち込めます。
- 問題 14:白先コウ黒の隅は広く見えますが、A18への置きとA16へのアタリで、コウになります。ほかの最初の一手では、黒が生きてしまいます。
- 問題 15:黒先殺白の隅は生きられそうに見えます。D18のホウリコミとA18への置きで隅が縮まり、隅の曲がり四目となって死にます。
- 問題 16:黒先殺白の眼形は上辺に沿っています。黒はその中心のE19に打ち、ダメヅマリによって白はどちらからも近づけません。
- 問題 17:黒先生き黒は眼形が足りず、自然な手はすべて失敗します。D19から長生になり、局面が繰り返されるため、白は殺せません。
- 問題 18:白先コウ黒の隅はほぼ生きています。白のA18とE19が両側から締め、黒にできる最善はコウです。
- 問題 19:白先殺黒の眼形は上辺に沿って続いています。白は両端から狭め、D17に内側から打ち、アタリで最後の急所を取ります。
- 問題 20:黒先 攻め合い勝ち黒の二子が白の二子と攻め合います。G18へ伸びた後、黒の一線のE19は有名な手筋で、攻め合いに一手差で勝ちます。
- 問題 21:白先黒死「不安定な行動」(德二三)として知られています。白は一線のF19でハネ、二子の捨て石で黒の隅と上辺を分断し、どちらの部分も生きられません。
- 問題 22:白先コウ「鬥智」として知られる問題です。白の石群は眼形が足りませんが、C17の捨て石の切りが隅で十分な騒ぎを起こし、コウに持ち込めます。
- 問題 23:白先コウ黒の隅はあと一手で生きです。白がA18の「1の二」に置けばコウになり、B18への直接の突きでは黒が生きます。
- 問題 24:黒先コウ黒の石は辺で二眼を作れません。隅の1の二であるA18は、白の最善の防ぎに対してはコウになり、もう一方の応手に対しては無条件生きとなります。
- 問題 26:黒先生き小説『封神演義』の陣形にちなみ、「四門斗底勢」として知られる問題です。黒は二子を捨てて隅の白をシボリにかけ、通常のホウリコミを打たずに生きます。
- 問題 27:黒先殺「囚われた大石」として知られる本問(中国名は困龍)です。白の大石は隅で眼を作らなければならず、黒は両側の一路からその眼形の空間を奪います。
- 問題 29:黒先コウ「猛虎投林」として知られる問題です。黒がA16で辺の捨て石を打つと、隅の攻め合いがコウになり、白の応手が甘ければそのまま勝ちます。
- 問題 30:白先生き「奇遠」として知られる問題です。白の散らばった石は助からなさそうに見えますが、B15と隅の手筋A18により、黒が両方は防げない後続の手段が二つ白に残ります。
- 問題 32:黒先殺「野狐中箭」とも、「進講」とも呼ばれる問題です。黒はF19で一子を捨て、中央を突破して白の一団を二つに切り裂きます。
- 問題 33:白先黒死「仙鼠」(コウモリ)として知られる形です。白の一線のA18とB19が黒の眼形を奪い、白が辺で捨てる石も黒に二眼を与えません。
- 問題 34:黒先殺白は上辺にもう一つ眼が必要です。形は左右同形で、黒は左右同形の中央K19に打ち、両側の眼を止めます。
- 問題 35:白先黒死「小鐵網勢」として知られる問題です。白は一路で二子を捨て、打ち戻して四子を取ります。これにより黒の残りの石がアタリになります。
- 問題 37:白先コウ題は「八龍昇天勢」です。白の中央の石は攻め合いに負けているように見えますが、一路と二路での捨て石により、黒は両側でダメヅマリになり、コウに持ち込まれます。
- 問題 38:黒先白死白の一団は広いが薄い眼形を持っています。黒はF17の置きで中心を突き、白の三つの応手のそれぞれに対して、白をダメヅマリか眼形不足に追い込みます。
- 問題 39:黒先白死「左右逢源勢」と題された問題です。黒の一線のG19は切断点を守りながら、白の二団を同時に攻め、どちらか一方が死にます。
- 問題 42:白先黒死「十面埋伏」として知られる形です。白がH19で一線の捨て石を打ち、G17と続けると、黒の眼形がばらばらになります。最も普通の第一手では、セキにしかなりません。
- 問題 43:黒先コウ白の隅は安全に見えますが、黒のA18の捨て石は隠れた手段です。白の唯一の防ぎはコウになり、石を取ると隅を失います。同じ局面は碁経衆妙 第3章 第59問です。
- 問題 49:黒先白死「九老悠遊」(九老優遊勢)と題された問題です。白は六子を取るシボリで黒の攻めに応じますが、黒が石の下に打ち返し、白の一団は死にます。
- 問題 50:白先黒死白は黒に両側を守らせ、F14に打ちます。これで黒の二つの石が同時にアタリになります。黒は取ることもできますが、両ウッテガエシに掛かって死にます。
- 問題 51:白先黒死黒の隅には外側にダメがないため、白は劫より良い結果を得られます。A18への置きに続けてB18とすると、黒は死に形を残します。
- 問題 52:黒先 攻め合い勝ち題名は「五子之歌」。攻め合いで、黒のD19とC18は最も多くのダメを持つ形を作ります。実戦でよく現れる形です。
- 問題 53:黒先殺題は「申噲斷臂勢」。自然な序盤の後、黒がD19、G19、E16をまさにこの順で打つと、白は気が詰まり、連絡して外へ出られなくなります。
- 問題 54:黒先コウ黒の隅の石は直接には生きられません。一路で二子を捨て、B19へのホウリコミで隅はコウになります。
- 問題 55:白先生き左の白の一団は眼が足りないように見えます。白はまずM17、L18、L19で上辺の黒石のダメを詰め、その後F18の急所で生きます。黒が抵抗すればセキになります。
- 問題 57:黒先コウ題名は「困虎脱穽勢」(罠から逃れる困った虎の形)です。黒の囲まれた連は無条件に生きることも脱出することもできませんが、H17と一線のK19によって、黒が先に取れるコウに持ち込めます。
- 問題 58:黒先コウ題名は「月宮勢」。黒はJ18への置きと、意表を突くL18の続きで、白の最善の受けにコウを強います。白の他の受けでは、一団全体を失います。
- 問題 59:黒先殺黒と白の石は隅でお互いに切り合っています。黒はB17に押し込み、次にD19の一線の手を使って優位に立ちます。
- 問題 60:白先殺白のD18への置きだけが殺しの一手です。黒は四子を取れますが、白が空所へ打ち戻し、この一団は死にます。
- 問題 62:黒先白死白は上辺にもう一眼が必要です。黒が一線のE19に打ち、続いてF18とすると、白はそこで欠け目しか持てません。
- 問題 65:白先黒死白の一線、H19への置きで殺せます。黒には三つの防ぎ方がありますが、いずれも気の不足のため、異なる続きの手で失敗します。
- 問題 66:白先コウ白の中央の石は切断されています。G18の後、一線のG19が鍵です。黒の最善の守りはコウになり、もう一方では白が三子を取ってつながり出ます。
- 問題 67:黒先生き題は「六龍飛天」(六龍御天勢)。自然な打ち出しの後、黒はB19の一線の手筋でセキの形になり生きます。白が反対側から抵抗すれば、両コウで生きます。
- 問題 69:白先黒死白のC19への一路の置きが、普通のハネではコウにしかならない形を殺します。続くF19とE17で、黒はダメヅマリのため連絡できません。
- 問題 70:黒先生き黒の隅の石は、もう一つ眼を作る必要があります。魅力的なA18での取りはコウにしかならず、静かに一線へ下がるC19は無条件生きになります。
- 問題 72:白先コウ白がD18に置き、続いてC19、B18と打つと、黒の隅はコウになります。黒が誤った受け方をすると、隅はそのまま死にます。
- 問題 74:黒先生き上辺の黒の一団は、J19で生きます。この手は一線の手で、K19の白石をアタリにし、眼形を広げます。その後、白がどう試みても失敗します。
- 問題 75:白先コウ白は一線のB19への置きで、黒の隅の石のゆるい連絡を攻めます。双方が正しく打てば、隅はコウになります。
- 問題 77:黒先 攻め合い勝ち上辺で切断された黒の二子が攻め合いになっています。黒はK18から二子を捨てて一方の白の連のダメを詰め、もう一方との攻め合いに勝ちます。
- 問題 79:白先黒死上辺の黒の一団は、両側にそれぞれ眼があるように見えます。白はE18から二子を捨て、取られた場所に再びホウリコミ、右側でも同じ手を繰り返します。黒は一眼しか残りません。
- 問題 81:黒先白死白の上辺の石は眼形が足りません。黒はE18に打ち込んで三子を取らせ、三つの空点の中央に戻して白を殺します。
- 問題 82:黒先白死白の上辺の石は、二眼に近いように見えます。黒が一線のG19に置くと、白は左側のウッテガエシか、右側の眼を失うかを選ばされます。
- 問題 83:黒先白死白の上辺の石の中に、黒石が一つあります。D19へコスミで下りれば白死、E19へのサガリは失敗します。
- 問題 86:黒先白死白は上辺に広い眼形があります。黒はA17のハネとB19の置きから始め、E18のホウリコミできれいに白を殺します。
- 問題 87:白先黒死上辺の黒の一団には、空いた眼形が一つあります。白のD18への置きが唯一の殺しの一手です。その後、白は一線で連絡し、置いた石から延ばします。
- 問題 88:黒先生き黒は G18 に石を捨てて、一線を隅まで這っていきます。要点は最後の一手です。黒は取る前に A18 で眼を作ります。先に取ると欠け目しか残らないからです。
- 問題 90:黒先連絡上辺の黒三子は白の壁に切断されています。黒は一線のF19に置き、下から連絡します。その間の白石は逃げられません。
- 問題 91:黒先白死上辺の白の一団は左右二つに分かれ、その間に狭い空間があります。黒はD18に打ち込み、正しい順序で着手して、最後は両ウッテガエシで終わります。
- 問題 92:黒先 攻め合い勝ち上辺では黒三子と白の石の連なりが互いに切り離されています。黒はG17で切り、その後一線の手で白のダメが増えないようにして、攻め合いに勝ちます。